刺しゅうを始める前に、刺しゅう糸の扱い方、刺しゅうの刺し始めや刺し終わりを確認しましょう。
追記
- 2021/09/24
刺し始めは、いろいろ試してて、最近は基本の刺し始めと、ループメソッドが主流ですが、サテンステッチとかは、刺し始めの糸を糸で隠すことも増えてきました。
写真を追記しました。
25番刺しゅう糸の扱い方
基本的に、束から糸端を出して必要な長さを切って使う方法は、刺しゅう糸の無駄がなく、刺しゅう糸の擦れも少なくオススメです。
[chat face=”faceegao.png” name=”花み” align=”left” border=”red” bg=”none”] 整理整頓が苦手な私は、管理が仕切れず「三つ編み族」に転職しました[/chat]
刺しゅう糸の基本の扱い方
50〜60cmに引き出して切った糸を、軽く半分に折り、針の頭を使って1本ずつ引き抜くと絡まりにくいです。
- 刺しゅう糸を、50〜60cmの長さに引き出して糸を切る
- 1本ずつ糸をわけ、必要本数を引き揃える
- 6本どりで刺す場合も、一度すべて分けてから引き揃えて使います
金銀の刺しゅう糸は、ばらけやすいため、使いたい分だけ切りながら使っていきます。
刺しゅう糸「三つ編み族」
刺しゅう糸の管理が楽なので、整理整頓ができない私は「三つ編み族」に転職しました。
ただ、最初に均等の長さに切ってしまっているため、
- 無駄が出やすい
- 切った長さよりも長い糸が必要なときに使えない
⇒三つ編みにしちゃったから「より紐」が作れない - 糸のこすれが多いため、刺しゅう糸が毛羽立ちやすい
⇒たぶん、私の三つ編みがキツいからだと思われる
ような気もします。
刺しゅうを綺麗に刺したいなら、やはり、基本方法で管理するのが良いと思います。
64cm単位で三つ編み
私にとって、使いやすい刺しゅう糸の長さは50cmなので、64cm単位に切る方法を採用していましたが、最近、ループメソッドをすることが増えてきて64cmの刺しゅう糸を半分にすると32cmになってしまうため、1m単位に変更しようかなと悩んでます。
- 刺しゅう糸からタグを抜き取り、中心を分けてわっか状に広げます
- 輪を手の中に通し、両端をみつけて片手で持ち、全て解きます
- 二つ折りを2回折り、その後、三つ折りにします
かわいい刺しゅうに付属している糸は4mのため、二つ折りを1回後、三つ折りです
- タグをはめ、半分に折って、端をカットします
- ふんわりと三つ編みします
写真は、きつめです。もっと、ふんわりと三つ編みにした方が良いです
1m単位で三つ編み
ループメソッドを多用する人は1m単位で三つ編みした方が良いと思います。
ただし、1m単位の場合は、無駄になる刺しゅう糸も多くなるので、善し悪しです。
- 二つ折りを3回して、輪の部分を切ると、すべて1mになります
かわいい刺しゅう(4m)は二つ折りを2回して、輪の部分を切ります
刺しゅう糸が残り少なくなってきて、三つ編みができない時は、下記のように管理してます
使う色の場所を選びながら使う刺しゅう糸
グラデーションになっている刺しゅう糸は、使いたい色の部分を選択しながら刺し進めていきます。

刺しゅう糸の保管
現在、刺しゅう糸は「かわいい刺しゅう」専用の刺しゅう糸と、その他の刺しゅう糸で分けて管理をしなければならないため、複雑管理になってしまってます。
しかも、かわいい刺しゅうは「タペストリー」と「小もの」と分けておかなければならないし・・・
いや、分けなくても良いけど、
かわいい刺しゅうのタペストリーの刺しゅう糸は、かわいい刺しゅうが終了するまで、他の刺しゅうに利用することができないため、分けて保管しています。
かわいい刺しゅうの季節の小物の方は自由につかって良い刺しゅう糸なので、自分で描いたイラストの刺しゅうは、キットの残りの刺しゅう糸や、かわいい刺しゅうの小物用の刺しゅう糸を使ってます。
好みの色も出てきたので、そのうち、使う糸は限られた色に偏っていくんだろうなと予想してます。
刺しゅう糸を番号で管理する
かわいい刺しゅうや、刺しゅうの本など、刺しゅう糸の色が指定されているものを刺すことが多い場合は、番号で管理するのが楽だと思います。
刺しゅう糸を色で管理する
自由に色を選びながら刺しゅうをするのなら、色で管理した方が楽かもしれません。
かわいい刺しゅう80回が終わったら、刺しゅう糸の管理を考えようと思っているので、今のところは、自分で買ってきた糸とキットで余った糸をひと箱にまとめて管理してます
8番刺しゅう糸の管理と糸の通し方
8番刺しゅう糸の管理と、刺しゅう糸の通し方は下記のページで

リボン刺しゅうのリボンの管理
今まで、リボン刺しゅうのリボンは「糸巻き」に巻いて管理していたのですが、糸巻きに巻いて管理すると、ヨレヨレになってしまって、イマイチだなって思っていたのですが、フェリシモ・クチュリエの「リボン刺しゅうレッスンの会」では、プリンカップにリボンが入っていて、コレだ!と思いました。
アイロンをかけたリボンは、瓶とかの容器に入れると良いかも。リボンが増えてきたら、考えようと思います。
玉結びについて
始めて刺しゅうをする方や、お子さんなどは「玉結び」をして刺しゅうをすると楽だと思います。
裏を気にしなくても良い刺しゅうなら、玉結びもOKです。
また、日常使いのものは、玉結びをして、絶対に刺しゅう糸が抜けないようにするのもよいです。
ハンカチなどの裏が見える刺しゅうは、玉結びを残さない方法が綺麗に仕上がります。
また、額装などにする場合は、刺しゅう糸が解ける心配が無く、なるべくフラットにしたいので、玉結びが残らない糸始末をしていきます。
玉結びをする
最初に玉結びを作り、布の裏から針を刺し縫っていきます。
裏側に玉結びが残ります。
刺しゅう糸が抜ける心配が無く、最初に糸端を短めに切っておくと途中で他の糸に絡まないので、初心者さんやお子さんの刺しゅうにオススメです。
小さい針目で数針半返し縫いをしておくと、強度が増します
玉結びをしない方法
刺しゅうでは基本的に玉結びはしません。
刺し始め
刺し始めの糸は針の2倍の長さを残しておき、刺し終わってから改めて通し、裏に渡った糸にくぐらせて始末します。
刺し終わりも同様に玉留めせず、糸始末します。
裏も綺麗に見えるように正しい方法を練習しましょう。
サテンステッチのように面で刺す場合は中央でなみ縫いをしてから、面を埋めていくように刺しゅうしていきます。
かわいい刺しゅうは、ひと針の半返し縫いの説明ですね。たぶん、かわいい刺しゅう式が一般的かも。
近くにサテンステッチをする部分がある場合は、サテンステッチの部分を利用します。
写真は、サテンステッチをするチューリップの葉の部分で刺し始めの処理をしてから、チューリップの茎をアウトラインステッチで刺しました。
糸始末
※写真は、わかりやすいように、違う色で刺しましたが、同じ糸だと思ってください。
糸端を、他の目にくぐらせて留めます。
逆に戻ると、しっかり留められます(逆に戻らなくても可)
私は並々で始末をしていますが、同じ向きからかがってもOKです。
その他の方法
ループメソッド
クロスステッチの刺し始めや、刺したい位置に、他で刺した糸がある場合、輪になった部分を利用して、刺し始めることが出来ます。
邪道(^^ゞ
刺しゅう面に影響しなさそうなときに、小さななみ縫いをしてから、刺しゅうを始める邪道な方法をとっている私です。
写真は、アウトラインステッチを刺しゅうしています。
アウトラインステッチの進む方向の逆側になみ縫いを小さく数目さして、アウトラインステッチを始めてます。
できるだけ、刺しゅう糸を有効に使いたいという気持ちを察してください(笑)
[chat face=”faceegao.png” name=”花み” align=”left” border=”red” bg=”none”] ループメソッドが使えるときは、ループメソッド一択です[/chat]
今は、フレンチノットステッチの糸始末の方法(土台を刺してから刺す方法)を練習中
刺しゅうを綺麗に刺すコツ
糸を引き出したら糸の状態をならす
ステッチに使う刺しゅう糸を、必要本数取り出すと、引き出した後の糸はクシュっとなってしまうので、もとの状態にのばし、ならしておきます。
特に、三つ編み族の人は、三つ編みの癖も付いているので、まっすぐになるようにならします。
※かるくしごくような感じ。
※糸を弾いても。
糸の引き加減を均一に
糸の挽き加減でステッチの出来映えが変わります。きつすぎると布にしわが寄り、緩すぎると糸が浮きます。
ノットのステッチは糸の挽き加減で大きさが変わります。きつすぎずゆるすぎず、一定の強さで糸を引きながら刺していくとステッチがきれいに揃います。
糸を押さえて刺しゅう
糸を左手の親指で横に軽く押さえた状態で刺しゅうします。こうすることで糸を引いたときに絡まったり引きすぎを防ぐことができます。
糸のねじれを戻す
同じステッチを刺し続けていると糸がねじれてきます。糸がねじれたまま刺し続けると針目が揃わなくなったり、糸が絡みやすくなります。糸の撚りを直しながら刺します。
新しい糸に替える
糸は何度も布に通すうちに摩擦でツヤがなくなり毛羽立ってきます。刺し直しのために糸をほどいたときや長くステッチを続けたときは、思い切って新しい糸に替えましょう。
刺しゅうテクニック関連記事
刺しゅうのテクニックは「かわいい刺しゅう」と「書籍」から


最近は、刺し始めは、自己流が多くなってきました。
ループメソッド多用です。

かわいい刺しゅう全号完走すると200色集まるそうです。
刺しゅう糸の管理が目下の課題

いろんなことを覚えてくると、刺しゅう針も増えてきますよね。
今のところ、新しい刺しゅう針を買う必要はないけれど、刺しにくくなってきたら、購入しないとですよね。

シーチングを卒業して、リネンを購入しました。
今後、リネンの感想を追記していきたいです。

フリクションとソーラインが愛用筆記具です


刺繍図案のためのイラスト練習はじめました!
刺しゅうは時間がかかるので、まずは、練習をしながら、図案を描いてます。

追記
2021/09/24:刺し始めの変化

コメント