2023/05/18:Twitterのトレンドに「十二国記」
なんだろう?って調べたら「小野不由美主上がヒカセンという話し」で盛り上がったようです!
初めて読む人は「ネズミが出るまで頑張れ!」な十二国記です♪
十二国記の新刊はいつ出るのでしょうか?
気長に待っています!
現在十二国記関連のイベントは……宮城県石巻市・石ノ森萬画館での「山田章博原画展」です。
「十二国記」の壮大な世界観を30年以上にわたって彩ってきた山田章博氏の美麗な直筆原画150点以上が集結!過去最大規模の原画展です。(2023/1/21~4/9)
2022年は「祝30周年」ということで、大いに盛り上がった十二国記
全巻読んだ人は、新作が待ち遠しいですよね。もちろん私もです!
まだ読んだことがない方は、アニメになった話から読んでみてくださいね♪
大好きな十二国記。読み漏らしは「東の海神 ⻄の滄海」CDブックに収録されていた「漂舶」と「一話が先に読める」プレゼントキャンペーンに応募した方が〈十二国記の日〉に読めた短編「幽冥の岸」のみ。幽冥の岸は短編集に収録予定なので一生読めないと思っていた幻の「漂舶」が30周年記念ガイドブックに収録されました。

「東の海神 ⻄の滄海」CDブックは手に入らず……
「幽冥の岸」は、家でちょっとゴタゴタした時期と重なり
応募していたのに読めずorz
ファンが首を長くして待った新刊「白銀の墟 玄の月(シロガネノオカクロノツキ)」が2019年に発売になり、2020年には春には『吉川英治文庫賞』に「十二国記」シリーズが選ばれ、「2020年オリコン上半期 本ランキング 文庫 作家別」部門でも小野不由美氏が1位となりました。年末には『白銀の墟 玄の月』が「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR 2020小説部門第1位に選ばれ大いに盛り上がりました。
2021年には「幽冥の岸」も収録される「新作短編集」の刊行を予定……いまだ発売になりませんorz
<<短編集「十二国記 幽冥の岸」のあらすじ>>
前作の後日談。前作で麒麟にも関わらず戦乱に与し、時に民を傷つけてしまった泰麒の苦悩と、それを突きつけられ改めて己の罪に苛まれる李斎を中心に話が展開します。

いくらでも待ちますわ
- 10月6日発売の「週刊新潮」の巻頭カラーグラビアで、山田章博「十二国記」原画展の様子が特集
- 「波」2022年10月号の表紙の筆蹟は山田章博氏
十二国記とは

十二国記30周年を記念して、十二国記の世界を振り返ってみます!
十二国記というタイトルはシリーズ化してからつけられたと記憶しているのですが……違っていたらすみません。
私が手にとったのは講談社X文庫ホワイトハート「月の影 影の海」でした。続編の「風の海 迷宮の岸」で「泰麒」の話になり、そこで新潮社で出ていた「魔性の子」につながっていると知ったときの驚きと言ったら。
魔性の子が1991年に発売され、その後、熱烈な支持を受けていた「十二国記」が2002年テレビアニメ化して大ヒットしました。
始めて十二国記を読むならエピソード0の「魔性の子」から
我々の棲む世界とは異なる. 我々の棲む世界と、地図上にない異世界〈十二国〉とを舞台に繰り広げられる、壮大なファンタジーです。
十二国記は発刊順で話が進んでいくわけではないので、コレから読む人は、エピソード順で読むことをオススメします。
- episode0『魔性の子』1991年
- episode1『月の影 影の海』1992年
- episode2『風の海 迷宮の岸』1993年
- episode3『東の海神 西の滄海』1994年
- episode4『風の万里 黎明の空』1994年
- episode5『丕緒の鳥』2013年
- episode6『図南の翼』1996年
- episode7『華胥の幽夢』2001年
- episode8『黄昏の岸 曉の天』2001年
- episode9『白銀の墟 玄の月』2019年
1997年発売
CDブック東の海神 西の滄海に収録されていた「漂舶」は2022年8月25日
30周年ガイドブックに収録されました
2019年末1話プレゼント「幽冥の岸」
こちらは、次の短編集に収録予定です。
全部読むのは大変!というかたは好きなキャラクターの話しをどうぞ!
とにかく、全巻読破するには大変です。
根性要ります。
紙面が漢字で埋め尽くされていて、黒々してます。
本を読み慣れていない方は、アニメから入って、好きなキャラクターの話しを読むというのもオススメです。
短編集
『丕緒の鳥』と『華胥の幽夢』は短編集なので、どのタイミングで読んでもOKかな。
私は、どちらの短編集もオススメです。
『丕緒の鳥』は陽子(慶国)編の補完
『華胥の幽夢』は他の国の話しと、泰麒が行方不明になる直前のエピソード『冬栄』は『黄昏の岸 曉の天』を読む前に是非
「陽子(慶国)」編
全巻読むと大変〜という人は、アニメになった「陽子(慶国)」編を読んでも良いと思います。
というか、私は陽子編の大ファンなので、一押しです。
ここ(日本での生活)は、自分の場所ではないと思いながら、周りの人の顔色と意見にばかり気をとられて自分を見失っていた陽子が慶国に渡り、様々な苦労をしていくうちに、1人で歩いて行ける力を付けていく話しです。
陽子の初勅「慶国の民達には、自分の王になって欲しい」みたいなことを言ったのですが、私はそれが大好きです。私も「自分の王」になるって思いましたとも!
前半は、ともかく、重たくて重たくて、読むのが大変かもしれませんが、それを乗り越えれば、一気に十二国記の世界に入り込むことが出来ます。
特に楽俊が登場してから、グレーだった十二国記の世界が一気に色づきます。
楽俊ファン多いですよね。
- episode1『月の影 影の海』
- episode4『風の万里 黎明の空』
とくに『月の影 影の海』は十二国記の世界観を知る上でも、読んでもらいたい話です。
泰麒(戴国)編
泰麒編は、全体的にくらい印象の十二国記の中でも、さらに暗い印象を受けるため、好き嫌いがはっきりするかもしれません。
私は新潮社からでていた『魔性の子』が苦手で、泰麒編は読み進めののに時間がかかってしまっていて (^^ゞ
まだ『白銀の墟 玄の月』が読み終わっていません(苦笑)
- episode0『魔性の子』
- episode2『風の海 迷宮の岸』
- episode8『黄昏の岸 曉の天』
戴国の女将軍、李斎が陽子のもとへ助けを求めるところから物語が始まります。
行方不明になった泰麒を探してほしいと…。
魔性の子と本編のエピソードが繋がった巻。
李斎の神への心の叫びと、大人になった泰麒が李斎を諭す場面が好き。 - episode9『白銀の墟 玄の月』
東の海神 西の滄海
episode1で陽子を助けた雁州国延王の物語。スピンオフ作品です。
延王ファンは是非!
図南の翼
『風の万里 黎明の空』で登場した時の恭王を取り上げた物語。スピンオフ作品
十二国記の世界観を楽しむなら舞台が「国」の話を読むのも楽しいです
十二国記は、十二の国が舞台です。話に出てこない謎の多い国もあります
戴極国
- episode0『魔性の子』
- episode2『風の海 迷宮の岸』
- episode7『華胥の幽夢』ー冬栄
- episode8『黄昏の岸 曉の天』
- episode9『白銀の墟 玄の月』
雁州国
- episode1『月の影 影の海』1
- episode3『東の海神 西の滄海』
- episode5『丕緒の鳥』ー青条の蘭
- episode7『華胥の幽夢』ー書簡
- 漂舶
慶東国
- episode1『月の影 影の海』
- episode4『風の万里 黎明の空』
- episode5『丕緒の鳥』ー丕緒の鳥・風信
- episode7『華胥の幽夢』ー書簡
- episode8『黄昏の岸 曉の天』
功州国
- episode1『月の影 影の海』1992年
柳北国
episode5『丕緒の鳥』ー落照の獄
episode7『華胥の幽夢』ー帰山
芳極国
episode4『風の万里 黎明の空』
episode7『華胥の幽夢』ー乗月
恭州国
episode4『風の万里 黎明の空』
episode6『図南の翼』
才州国
episode4『風の万里 黎明の空』
episode7『華胥の幽夢』ー華胥
奏南国
- episode6『図南の翼』
漣曲国
episode7『華胥の幽夢』ー冬栄
黄海
- episode2『風の海 迷宮の岸』
- episode8『黄昏の岸 曉の天』
舜極国
- なし
範西国
- なし
十二国記30周年記念ブックは
十二国記30周年記念ブックは、ファンはもちろん、これから十二国記を読む方のガイドブックになるので、ぜひ手にとってみて欲しいです。
とにかく漢字が難解で(私だけです)、読めない感じも多いし(私だけです)、世界観がゴチャゴチャしちゃうことあるし(私だけです)……そんな時、十二国記用語解説が役立ちます。
十二国記のここが好き
十二国記のここが好き!を勝手に語ります
世界観が好き
日本で暮らした陽子も日本人の私も、神がいる十二国記の世界にいても、神の存在感は薄いのではないかと。
しかし、子供は神が親になれると認めないと授からないし、王を選ぶのも神。
確かに、神は存在する。
神はぞんざいするのに、十二国記の人々は神にすがらず生きていく現実主義。
実際に神も登場するし、神は神話とかそういう世界ではない不思議感。

人も麒麟も草木も妖魔も、命あるものはすべて卵(卵果)から生まれる
アニメのオープニングだったかエンディングの卵果のシーンが
十二国記の世界間がでてて、すっごく好き
十二国記は、神の箱庭。
神も間違うのではないですか!という李斎の叫びが神の心をも動かしました!
(記憶が間違っていたらごめん)
自立するまでの少女達の成長が好き
陽子、祥瓊、鈴の三人娘たちの自立していく姿に、自分の姿を重ねて読んだ。
間違いながらも、自分の目指す姿に近づこうとしていく彼女達に感情移入した。
キャラが立つ登場人物が好き
楽俊
もう、楽俊の諭されると、はい、楽俊先生!って感じでした(笑)
陽子の成長に大きく関わった人物。
楽俊は雁国で陽子を見守っていくんだろうな。
ダークな世界の十二国記が楽俊が登場したとたん、一気に雲が晴れた感じに。
楽俊いなくて、十二国記は進まない!
ファンも多いです。
景麒
景麒と陽子の超生真面目コンビ。
この生真面目同士を結びつけたのも神の試みなのかもしれない。
神に選ばれて生まれてくる麒麟なのに、自分が選んだ王を信じることができない景麒
景麒だけは、私が王であることを疑ってはいけないと陽子に言われ、迷うことはなくなったのだろうか?景麒の葛藤もまた十二国記の魅力だと思っている。
尚隆と利広
どっちが先に国を壊すのか、ちょっと、怖いけど知りたい。
二人が出てくると、ちょっと、ドキドキする。
塙王
実は、ものすっごく人間くさくて好き。
塙王の劣等感というか八つ当たりで陽子の苦難が始まった。
逆恨みとか、差別的とか、とにかく人間くさい。
心が壊れる前は、良い王だったらしいのに、人の心って、小さなほころびで壊れていくモノだとおもった。

新しい十二国記の情報が入ったら、どんどん追記していきますね!
30周年にちなんで、抽選で30名様に「小野不由美&山田章博 ダブル直筆サイン入りポスター」が当たるキャンペーンが始まります。
キャンペーンの応募条件は、本日発売の『「十二国記」30周年記念ガイドブック』と、9月15日発売の『「十二国記」画集《第二集》青陽の曲』の両方をお買い上げいただいた方となります。応募方法等、詳細は画集の発売日9月15日に
山田章博による「十二国記」の絵を集めた画集の第二弾『「十二国記」画集《第二集》青陽の曲』が発売された。これは、2012年より刊行が開始された新潮文庫《完全版》のために新たに描き起こされた絵や、その後の新作のための絵を集めたもので、現時点における「十二国記」のイメージの決定版と言っていいものだろう。
今さら説明の必要は無いと思うが、「十二国記」は小野不由美が三十年間書き継いでいる異世界ファンタジー小説である。その徹底的に考え抜かれた緻密な異世界の設定や描写の数々は、第一作発表から三十年経った今も全く色あせていない。今となっては日本の異世界ファンタジーの世界では、中華風の装いは珍しいモノではないが、「十二国記」こそ、その魁となった作品の一つだった。それまで、「指輪物語」に代表されるようなヨーロッパ風の世界観が主流だった異世界ファンタジーのイメージを一変させる、新たな潮流を作り上げたのである。
その「十二国記」の世界の装画・挿絵を担当し、外伝とも言える第一作『魔性の子』から一貫して、具体的な視覚化を行ってきたのが、山田章博である。
