宗のりこさんは、魅力的なモチーフを用いた可愛らしいクロスステッチ作品が得意な作家です。彼女の作品は、まるで物語の中から飛び出してきたかのような絵本の世界を思わせます。宗のりこさん自身も、刺繍デザインを考える時間を楽しんでおり、どのアートをクロスステッチにするかを慎重に選び抜いています。
今回紹介する宗のりこさんの新刊は『シナモロールとポムポムプリンのクロスステッチBOOK』です。

シナモロールもポムポムプリンも
サンリオの人気キャラクターですよね。
私、ずーっとシナモンロールだと思っていました。
シナモロールは、2001年にサンリオが作成したキャラクターで、キャラクターデザインは奥村心雪さん。主人公のシナモロールは、ぽっちゃりした頬と長い耳、青い目、ピンクの頬、シナモンロールに似た尻尾を持つ白い子犬です。
ポムポムプリンはトレードマークの茶色のベレー帽をかぶったゴールデンレトリバーの男の子です。のんびりした性格で、「出かけよう!」という言葉が大好き。昼寝とプリンエアロビクスの才能があり、誰とでも仲良くなれる。彼の夢はさらに大きくなることです。デザインは地井明子さんです。

ページ後半に
クロスステッチのことも記載しました
宋のりこさんのトルコ地震チャリティ基金図案販売が開始されました。ページ後半にインスタ投稿を貼っておきます。
2023/02/25
シナモロールとポムポムプリンをクロスステッチで楽しむ

高い人気を誇るサンリオキャラクター、シナモロールとポムポムプリンが、クロスステッチのデザインに登場しました。この新刊には、約100点のクロスステッチ図案が収録されています。
これらの可愛らしい図案を使えば、Tシャツやバッグなどに刺繍して、自分だけのオリジナルグッズを手軽に作ることができます。ぜひこの機会に、シナモロールとポムポムプリンのクロスステッチを楽しんでみてください。
©2023 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L637969


巻末には、初心者の方にもわかりやすいクロスステッチの基礎知識も。


クロスステッチ
クロスステッチは、糸を×の形に交差させて刺繍する技法で、糸をマス目に沿って刺していきます。このため、初心者でも簡単に楽しめる刺繍の方法です。
表から針を刺して、裏から針を引き抜いていく方法で、ゆっくりと1つ1つ糸を刺していきます。この手順を丁寧に行うことで、美しい仕上がりを得ることができます。
クロスステッチに慣れたら、ぜひ大作を!
時間をかけて、ひと針ずつ愛情込めてステッチしていってくださいね
たかがクロスステッチ、されどクロスステッチ
刺繍の楽しみ方はいろいろあります。
私の場合は刺しゅう糸の光沢が出るように針の出し入れを丁寧にしたり、クロスステッチの場合は、布の裏側にもこだわったりと、こんな感じで純粋に刺繍を楽しむというよりは、技法を楽しむに近いかもしれません。
クロスステッチの糸の光沢を出す
糸の光沢は、刺しゅう糸を綺麗に揃えることと、上にくる針目を揃えること。
刺していくうちに、刺しゅう糸が撚れてしまうため、こまめに糸の撚りを戻してくださいね。
また、針目は必ず「/」または「\」のどちらかを上に刺しましょう。「/」と「\」が混ざっていると糸の光沢が変わってしまいます。
裏側を楽しむ
刺繍は裏側が綺麗だと、表が物凄く綺麗に仕上がります。
クロスステッチの場合、裏側の針目が「|」になるようにすると、表もバッチリ。


初心者さんは、裏目までを気にすると
面倒になってしまうと思うので、
上にくる針目を統一することだけ気をつけてみましょう

刺繍の楽しみの一つは、色数の豊富な刺繍糸。いろんな色を集めてみてね。
クロスステッチの道具
布と針と糸があればクロスステッチを楽しめます。

100均ならクロスステッチ用の布が常に売られているので
100均で道具を揃えてもOKです。
ただし、100均の布は目が大きいため、完成図案も大きくなりがち。
慣れてきたら細かい目の布や、リネンの布目を拾って刺すなど、
いろいろ挑戦してみてくださいね
- 刺繍の布について ⇒こちら
クロスステッチ向きの布について - 刺繍の針について ⇒こちら
クロスステッチ針について - 刺繍糸について ⇒こちら
100均の刺繍糸は、初心者は少し刺しにくいかもしれません。
ちょっと刺しにくそうって感じたら、メーカー製のものを使ってみましょう。

私の場合ですが
刺繍枠は小物作りの大きさでしたら使いません。
私は小さな図柄でも間違って刺してしまうので、図柄が布に印刷されていると助かります。
ところで「/」が上「\」が上、どっちが正しいの?とお馬鹿な疑問にとりつかれた私。
持っている本で「/」と「\」はどちらが上かを調査しました(笑)
⇒『書籍ごとに刺し方が違う』をみてね。
いや、ホント、どうでもいい(苦笑)


