
この冬の寒い時期に心ときめく恋愛小説はいかがでしょうか。
ジェイン・オースティンの「高慢と偏見」、エミリーブロンテの「嵐が丘」など、小説家の平野啓一郎さんも推薦している、名作の数々をご堪能ください。
初めての恋、許されない禁断の恋、試練を乗り越え見つけた真実の愛、
「恋愛小説の世界 名作ブックコレクション」は、心が満たされるシリーズです。甘くて切ない極上の物語を味わいませんか。
- 高慢と偏見…①創刊号②8号
- アンナ・カレーニナ…①7号②20号
- ジェーン・エア…①6号②18号
- マンスフィールド・パーク…①5号
- 若草物語…4号
- 嵐が丘…①2号②11号
- 細雪…①9号②21号
- ボヴァリー夫人…①10号
- マノン・レスコー…14号
- 人間失格…15号
- カラマーゾフの兄弟…①16号
- レ・ミゼラブル…①17号
源氏物語:①3号②13号③19号④27号
2023/04/05発売の「レ・ミゼラブル」なんですが……

「レ・ミゼラブル」はフランスの作家ビクトル・ユーゴーが書いた小説です。
物語は、フランス革命前後の社会的な不平等、貧困、犯罪、愛、献身、そして赦しについて描かれています。物語には、主人公ジャン・ヴァルジャンと彼を追いかける警察官ジャベールの対立、コゼットとマリウスの恋愛模様などもありますが……
アシェットの次のシリーズは「恋愛小説の世界」
え?ハーレクインならぬ「アシェットクイン」がでるの?って思った私。
国や時代を超えて愛される物語……世界の恋愛文学シリーズでした。
残念(笑)
古典文学は、翻訳者次第で、読みやすかったり、読みにくかったりするので、読みやすい小説だといいですね。
「恋愛小説の世界」ラインナップや金額・回数について調べました。

読んだことがある小説の簡単なレビューも書きました。
あまり読んでいないけど。
心ときめく珠玉の物語を美しい装丁で楽しみましょう「恋愛小説の世界」
2022年8月24日(水)創刊! 80号予定
創刊号は特別定価499円(税込)、第2号以降は通常定価1,999円(税込)
- Q『恋愛小説の世界 名作ブックコレクション』定価は?総額は?月額は?
- A
創刊号は特別定価499円(税込)
第2号以降は通常定価1,999円(税込)
第4号以降は通常定価2,199円(税込総額:173,820円(税込)
月額:4,398円(税込)
甘酸っぱい初恋や、許されない禁断の恋、試練を乗り越え見つけた真実の愛……。
『恋愛小説の世界 名作ブックコレクション』は、世界の名作恋愛小説を豪華ハードカバーで楽しむことができるシリーズです。
胸を打つ素晴らしい物語を美しい本で味わいながら、心満たされる豊かなひとときをお過ごしください。
大人の教養が身につく古典・近代文学
シリーズでは、世界の文学史に残る名作を毎号お届けします。時代を超えて世界中で読み継がれる古典~近代文学作品をとおして、各国の文化や社会制度、歴史などの“おとなの教養”が自然と身につきます
- 古典文学作品は、原文の意味に沿いながらも、現代人でも自然に理解できる、わかりやすい訳文を採用
国や時代を超えて愛される物語
世界中で誕生した恋愛小説には、いつの時代も変わらない恋の甘い喜びや痛みが描かれてきました。
それぞれの時代の恋愛・結婚観や女性像を鮮明に映しだした、世界の文学者たちを紹介します。

ジェイン・オースティン
おもに結婚話など平凡な日常を題材に、皮肉とユーモアを交えながら女性の心の揺れ動きを緻密に描き、完璧な芸術へ高めた。
代表作「高慢と偏見」や「マンスフィールド・パーク」はイギリス長編小説の最高峰と称されています。
高慢と偏見(創刊号)
19世紀イギリスを舞台に、誤解や偏見から起こる男女のすれ違いを写実的かつユーモラスに描く。世界中の読者を魅了し、何度も映像化されてきた恋愛小説の金字塔
マンスフィールド・パーク(第5号)
貧困ゆえに叔父の屋敷マンスフィールド・パークに預けられた内気な少女ファニーは、そこで優しい従兄へ恋心を抱くが……。不屈の道徳心で幸せをつかもうとする少女を、鋭い皮肉と精妙な観察力で描いたシンデレラストーリー。
エミリー・ブロンテ
ビクトリア朝時代を代表する小説家姉妹、ブロンテ三姉妹の次女。生まれ育ったヨークシャーを舞台にした「嵐が丘」がほぼ唯一の作品だが、世界の三大悲劇や世界の重大小説に選出されるなど、高く評価されている

嵐が丘(第2号)
イギリスの荒野にそびえる屋敷「嵐が丘」を舞台に、主人公ヒースクリフによる屋敷の娘キャサリンへのすさまじい愛憎を極限まで描く。1世紀半以上読み継がれてきた世界三大悲劇の一つ。

シャーロット・ブロンテ
ビクトリア朝時代を代表する小説家姉妹、ブロンテ三姉妹の長女。辞典的な作品である「ジェーン・エア」では19世紀当時としては画期的な「自立した女性像」や身分にとらわれない自由恋愛を描き、大きな反響をもたらした。
ジェーン・エア(第6号・18号)

孤児出身のジェーン・エアが美しい心と強い意志で家庭教師として住み込んだ家の主人と結ばれるまでの物語。自由恋愛や男女平等意識など、19世紀当時としては画期的な「自立した女性像」を描いた。
ルイーザ・メイ・オルコット
女性の社会進出が難しい19世紀後半のアメリカを舞台に「若草物語」シリーズを執筆。自信がモデルであるジョーが強い意志で小説家を目指す姿を描くことで「自分らしく生きること」の大切さを訴えた。
若草物語(第4号)
南北戦争時代、父が出征し母と4姉妹のみとなったマーチ家。姉妹たちは、ときに失敗しながらも支え合い「立派な小夫人」として成長していく。一世紀以上世界中で愛されてきた少女文学の決定版。

アニメ「愛の若草物語」や「ナンとジョー先生」で知っている人も多いかも。
日本で「若草物語」と言われてるのは「第一部」が多いです。
私は、大人になったジョーの恋愛やベスとの関わり方や苦悩と成長の第2部が好きです。
紫式部
一条天皇の中宮・彰子に仕え、平安時代の貴族文化を描いた天才女流作家。物語の中にこそ物事の真実があると考え、世界最古の恋愛小説である「源氏物語」では、壮大なロマンスの中で地震の人生観や社会観を表現した。
源氏物語(第3号)
平安時代中期に著された五十四帖から成る世界最古の恋愛小説。主人公・光源氏の誕生から栄光、女性たちとのさまざまな恋愛と苦悩を795首の和歌と共に紡ぐ。本シリーズでは、名訳と名高い谷崎潤一郎訳を採用。
谷崎潤一郎
明治末期から昭和中期まで活躍した日本を代表する文豪。初期は耽美主義的な作品が多く、フェティシズムやマゾヒズムをテーマに、端麗な文章で美しく幻想的な世界を描いた。代表作に「細雪」や「春琴抄」などがある。
細雪
大阪の名歌である蒔岡家。その4姉妹の三女・雪子は、姉妹のなかで、もっとも美しいが未婚であった。雪子のお見合いを主軸に、4姉妹が織りなす人間模様と昭和日本の上流社会を煌びやかに描いた日本近代文学の傑作。

谷崎潤一郎は「春琴抄」と「細雪」。
春琴を思う佐助の行動が怖い。耽美な世界は奥深い。
アンナ・カレーニナ(第7号)|レフ・トルストイ
政府高官の夫カレーニンに愛を感じられず、退屈な日々を送るアンナ。そんなある日、彼女は青年士官ヴロンスキーと恋に落ちてしまう。破滅的な恋に溝投じるアンナの悲運を美しい文章で描く。

トルストイといえば「戦争と平和」も有名ですね。
当ページのアイキャッチは「アンナ・カレーニナ」をイメージして書きました。

自分の気持ちに正直に生きたアンナの生き方に、最後はその道しか残されていなかったのか?トルストイよ!と思った若かりし頃の私です。
アンナの狂気から目が離せません!
マノン・レスコー|アベ・プレヴォー
美少女マノン・レスコーに一目惚れした騎士デ・グリュー。しかし彼女を愛した男たちは嫉妬や欲望からさまざまな罪を重ねていく。愛と本能のままに生きるマノンと、破滅の道を辿る青年を描く悲恋の物語。

「私はマノン。マノンレスコー」の歌詞で、マノンレスコーってなんぞやって思って読んだ。「なろう小説」のテンプレ「ピンクの髪のヒドイン(ヒロイン)」の元祖はマノン・レスコーかも。
魔性の女マノン・レスコーの結末は本を手にとって読んでみて下さい。
ボヴァリー夫人|ギュスターヴ・フローベール
田舎での退屈な結婚生活にうんざりしていたエマ・ボヴァリー。自由で華やかな世界に憧れる彼女は、やがて不倫に溺れてしまう。理想と現実の狭間で苦しむ姿を写実的に描いたフランス文学の金字塔。
カラマーゾフの兄弟|フョードル・ドストエフスキー
強欲かつ好色な地主フョードル・カラマーゾフには3人の息子がいた。フョードルは長男と遺産相続や女性関係でぶつかり合う。哲学や宗教、恋愛、サスペンスなど、あらゆるテーマを描いた世界的大作。
恋愛小説なの?そんな疑問を感じました。ファンの方の解説を読むと「ミステリー、恋愛、宗教、家族など、あらゆるジャンルの小説エッセンスが織り交ぜられている」と言っていました。

カラマーゾフの兄弟は恋愛小説ですか?

「カラマーゾフの兄弟」は、恋愛小説ではありません。この小説は、ドストエフスキーによって書かれた、家族のドラマ、宗教、哲学、人間の本性に関する作品です。小説は、カラマーゾフ家の父親殺害事件を中心に、三人の兄弟とその周りの人々の葛藤や苦悩を描いています。小説のテーマは愛についても取り上げられますが、恋愛小説として扱われることはありません。
12号『濹東綺譚』(ぼくとうきだん)/永井 荷風(ながい かふう)
永井 荷風(ながい かふう)は、日本の小説家。本名は永井 壮吉。号に金阜山人、断腸亭ほか。 東京小石川に生まれた。父は大実業家であるが、荷風は落語や歌舞伎の世界に入り浸った。父は荷風を実業家にするため渡米させるが、荷風はフランスにも滞在、本格フランス文学を身につけて帰国した。
『濹東綺譚』(ぼくとうきだん)
荷風の小説中、最高傑作とされている。
大江は6月末のある夕方、玉の井付近を散策する。急に大粒の雨が降り出し、大江が傘を広げると、浴衣姿の女が傘に入ってきた。大江は女(お雪)に誘われるまま、部屋に上がる。大江はお雪のもとに度々通い、なじみを重ねる。お雪は大江のことを秘密出版に関わる男と誤解しているらしい。ある日お雪は、借金がなくなったら「おかみさん」にしてほしい、と言い出す。お雪を幸福な家庭の人にするのは自分ではない、と大江は考える。9月の末、お雪が入院したことを聞く。10月になると大江が玉の井通いをすることもなくなった。
レ・ミゼラブル|ヴィクトル・ユゴー
1本のパンを盗んだために19年もの監獄生活を送ったジャン・ヴァルジャン。やがて愛の精神に目覚めたヴァルジャンはひとりの娼婦と運命的な出会いを果たす。男の数奇な人生を描いた傑作ロマンス。

邦題は「ああ無情」ですね。最近は「ああ無情」はあまり聞かなくなったかも。
アニメでは「レ・ミゼラブル 少女コゼット」で放送されました。流石にジャン・ヴァルジャンを主人公にすると重い、重たすぎる。
私は、レ・ミゼラブルでフランスの歴史を学びました。レ・ミゼラブルは時代背景を知っていると、さらに物語に奥行きが出てきます。
私は「ジャヴェール」のかたくなな心がジャン・ヴァルジャンの生き方を見続けているうちに、考え方が変わるところが好き。でも、その結末はないだろ!ユゴーさんよ!って。
嵐が丘は、読み始めてすぐに挫折。いかにその物語に入りきれるかが読み切れるかのポイント。読みやすいといいですね。
有名な小説だけど、敷居が高くて読まずにきた!っていう方の導入に『恋愛小説の世界 名作ブックコレクション』はよいかもしれませんね。
もちろん、読書家の皆さんにも!

私は、ガッツリ小説を読む時間がないので、
創刊号は買うけど……
ちょっとな〜ハードカバーはなぁ〜 (^^ゞ
2022/08/26
買い物に出かけたので、本屋さんに行って創刊号を買ってきました。


訳者略歴:岡部由梨江さん
特許事務所に勤務する傍ら、ジェイン・オースティンの名を世界に広めるためにオースティンのファンサイト「ジェイン・オースティン翻訳集」を運営。
高慢と偏見Ⅰは、1年弱かけて原文から翻訳。

ファンサイトは、ジェイン・オースティン愛が溢れてます!
「エマ」もジェイン・オースティンだったんですね。
イギリス長編小説の最高峰といわれている「高慢と偏見」
ハードカバー重い。腱鞘炎の私にはキツイ……そして厚い……
毎夜、スマホで「なろう小説」を読みふけっている私。恋愛もの大好物ですよ。でも、ハードカバーはハードル高し。
ーー独身の男性でお金持ちならば、きっと奥さんを欲しがっているはずだーー
「なろう」に慣れ親しんでいる私でも読みやすいかも。十二国記の黒々とした紙面とはちがって、活字に慣れていない人でも親しめそうです。
ゆっくり、読んでいきます!