自分の命は
自分のモノ
こんな考え方が出来るようになりました
(というか当たり前なんだけれど)
大学病院にお世話になっているので
担当の先生はコロコロ変わります
自分の人生が自分のものではなかった頃
先生に自分の病気を治してもらおうと思ってました
受け身だったんですね
人生そのものが受け身だったわけです
ある日、薬が効かなくなってしまって
別の薬を出すことになったのですが
先生が分厚い薬の本をパラパラし始めた時
私、気づいちゃったんですよ
あ!!先生って
病気の診断ができる人なだけなのかって
なーんだ
治すことができる人じゃないんだって(笑)
薬のプロは
製剤メーカーなんだなって
ある時
主治医が変わって、その先生が言いました
このままだと、長生きできませんよって
で、
私
先生が言わんとしたことはわかった上で
長生きすることに何か意味があるんですか?って聞いちゃったんですよ
そうしたら、先生、無言
( TДT)ゴメンヨー
病院の先生って
大変だな~
私が手術する時
夫は、いろんな書類を書かせられたそうなのですが
緊急を要していたから、書類の説明はなしで、とにかく、ハンコ、ハンコと言われたらしいです(笑)
ほら、死んだ時云々って言われたときの対策だと思うんですけどね
後から、夫が笑いながら言ったとき
病院って大変だな~と
患者は自分の命を他人任せだし
お医者さんは当然
患者に向き合うんじゃなくて、病気と向き合っているわけで
他人の命をあずかるって大変だよね
すごいなと思う。
「長生きできませんよ」の言葉にこめられている意味を考えたとき
死を認めないって変だなと
死さえ、医者まかせなのかと
変だなと
主治医に文句があるわけじゃないですよ
処方されている薬で
楽な部分もあるので
自分の幸せは
自分で決めようよって思う
でも
自分で選ぼうとした時
一番の障害は
医者じゃなくて
家族だったりも、するんだけどね(・_・ヾ
どこまで
自分の命を自分で選べるのか
命というと変なので
治療をか、、、
よく分かっていない病気なのに
治療方法があるっていうのも変なんだけれど
それでも
世の中は
治療することが正しい
予防することが正しいという流れになっていくんだろうな
なんだかなぁ
別に
治療が悪いって言ってないですよ
現に、薬のお世話になっているので
でも、この薬、治すことは、できないんだよね
治せないのに飲んでるのは、痛いとか苦しいとかが嫌だから
そんなことを思うようになって
薬ってなんだろう
病院ってなんだろうと考え出してから
自分で選ぶことが大切なんだなと
自分の命は
自分のものだから
そして「長生きできませんよ」の先生が3年ぶりに主治医になった初日
先生は、私の話も聞かず、切り出したんです。
「担当医も変わったばかりで切りも良いことですから、病院を変わりましょう」って
私は、お世話になりたい先生がいて、その先生は来年開業する予定だと聞いていたので、移るならその先生の病院にお願いしたかったわけなのですが・・・
ぐずる私に、いろいろ言いつのるのですよ「長生きできませんよ先生」が
で、
半分、パニックを起こしかけた私。夫の顔を見にいったん病室を出て、先生が病院を変われって言っているんだけど〜と泣きつき、気持ちを落ち着けた。
たぶん、このまま「長生きできませんよ先生」とは、上手くつきあっていけそうもないことは理解したので、先生が進める病院に移動することにした。
私、先生に嫌みを言ったんですね(笑)
「先生、病院を移動させることもお仕事の一つなんですね。大変ですね」って
「そうです。これも仕事ですから」と
医者も人間だなぁと思った瞬間でした。
長生きできませんよ先生の髪の毛が3年前よりも薄くなっていることがやけに印象に残ってしまったのでした。
(^^ゞ
あ・・・別に深刻な病気じゃないです。
薬が効かない体質なので、あとは、自分で頑張るしかないねって、ようやく前向きになってますし。