2011年4月の日記が出てきた。
あれから、何年も経過して、私の中で、防災に対する考え方も変わってきている。
風化していることも沢山ある
被災時、役だったもの、役立たなかったもの
必需品なのに、役立たなかったものに関しては、その後、対策をとってますが・・・
私に関しては「落ち着くこと」を第一に考えることが一番大事だと思ってます。
役立たなかった「携帯電話」
あの日 後から知ったのだけれど、震度6強でした。
よく、TVとかで、レポーターの方が、地震を体験する装置で、キャーキャーいっている映像がありますが、揺れ方が違うのかな?揺れの中、普通に立って歩けたし、ストーブも消せたし、あの揺れの中、家族全員にメールを打ちまくった。 会社の立地場所が良かったのかな?
自宅は、棚の上のものが落ちて割れていたりしていたし、近所の人は、立っていられなくて、柱にしがみついていたって言っていた。
揺れは2分間って後から聞いたけど、10分にも20分にも感じる長ーーい揺れでした。
何度も、何度も強い揺れがやってきて、合間、合間に、仕事を終了する準備をしてました。
その後のことは、あまり記憶がありません。
かなり、動転していたのだと思います。
気持ちが落ち着いて、社員の安否を確認したけれどすでに遅し。
誰とも、連絡が取れませんでした。
揺れの中、必死に打ちまくったメールは、父が10分後に受け取った以外、他の人からは3日後に受け取ったよとメールが入りました。
一番最初に復旧したのが、私の携帯。
私の携帯に関しては、ネットが利用出来たので、その日から、ツイッター三昧な毎日でした。
あんなに、地震の時は災害伝言板とかを利用しようって決めていたのに、我が家は誰も利用せず、かけずり回って、全員の安否を確認し回りました。
かけずり回れる状態だったからよかったものの・・・
会社のネット環境は光だったため、お客様との連絡さえできない状態に。
営業所はネットどころか電話回線も光になっていて、完全にアウト。
料金が安いからって、一つのものに統一しちゃダメなんですね。
夫は、それまでもSkypeを利用していたけれど、お金を払っていないから使えないとか何とかで、
ネットが使えるようになってから、真っ先にしたことは、Skypeの支払いだったみたい。
その後、夫のSkypeだけが頼りの生活でした。
本社の社員全員の確認が終わり、電話が通じない営業所を心配していたけれど、子どものことも気になるので、子どもを迎えに行きつつ、営業所の確認をすることに。
17時に会社を出て、真夜中に家に帰ってくるまでにつぶやいたことは
・会社はあちこちヒビが入った
・旧国道 松川付近。道路に大きな亀裂あり
※後日確認したら、亀裂どころか、道路がナミナミと波打っててすごいことになってました
・道路混んでます
※途中でJAのスタンドでガソリン補給
おかげで1週間しのげた
・塀が壊れている家とか
・ずーっと揺れているので、地震で揺れているのか、悪路なのか、わからなくなってきた
・福島市の方がすごかった
これだけでした。
ずーーっと、携帯を握っていた。
誰かから電話がかかってきたらと思うと、携帯を離せなかった。
この後、国道は全然動かないため、回り道、回り道をしながら、吹雪の土湯峠を必死に運転して帰宅
(運転していたのは夫で、私は必死に、無事に帰れることを祈ってただけ)
大きな災害の時、全然使えないのが携帯電話。
いざというときは、大切な人との連絡方法を考え直さなければならないようです。
★おまけ
あの揺れの中、ストーブの近くを通った私に、ストーブを止めろと言う夫。
無理!
ヤカンの熱湯が、がっぽん、がっぽんと飛び出してるから!!
こんなやりとりは、しっかり覚えてるんですよね(笑)
後日、役だったと聞いたもの
中学校の頃、技術の時間に「ラジオ」とか「ライト」とか作りませんでしたか?
私は、テーブルタップを作りました。・・・すぐ壊れましたけど。
半田付けが楽しかったな。
あの、熱でブシュってなる感じが、たまらない。
私はねじ山を壊すのが得意で、作ったテーブルタップもねじ山を壊して、カクカクしてました。壊れるわけですね。
震災関連ニュースで
停電中の情報収集は、学校で作った「ラジオ」でした。
なんて、話を聞くと、役立ててくれて、ありがとーーー。
思わず、画面に向かって、夫とお礼を言っておりました。
中学校の技術の授業、どんどん、減らされてしまっているけれど、役立ってるじゃないかと、嬉しかったです。
別に、うちで販売したわけじゃないけれど。
それでも、うれしかったですよ。
下記は、何年か前に夫が見本で作った、グリグリして携帯を充電できるキット。
病院のこと
自律神経失調症の上、震災でパニックを起こしかけている私。
胃痛で苦しくて、病院に電話をしたら、重病の人以外は見ることが出来ませんが、来てみますか?と言って頂いて病院に出かけたけれど、沢山の救急車が病院に向かっているのを見て、胃痛くらいでなんだ!と引き返した。
あの状況で来てもいいですよと言って下さった病院に頭が下がります。
遠慮して、病気を悪化させてはダメだと思うけれど、お世話になるかどうかの判断が難しいですよね。
とりあえず、1ヶ月後、検査の予約が入っていたので、それまで、がまんだと思って過ごしてました。
[chat face=”facegu.png” name=”花み” align=”left” border=”red” bg=”none”] 東日本大震災以後、いろんなことを経験して、いろいろ改善していくのを見ながら、すぐには無理でも、少しずつ、少しずつ、進んで行ければいいなと思う今日この頃です[/chat]
日頃から用意しておきたいもの
今やスマホは生活必需品。災害時はWi−Fiスポットの無料開放も行われるので、心配すべきことはスマホのバッテリーのみ。
災害時に充電器を用意しようと思っても、売り切れてしまっていると思われるので、普段からモバイルバッテリーは用意しておくと良いと思います。
ポケモンGOを楽しんでいる私は、もちろん、モバイルバッテリーは毎日持ち歩いています。
災害お役立ちサイト
内閣府 みんなで防災のページ
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/minna/
防災の取り組みを考えていただく際、役に立つ情報やノウハウを提供
各自治体防災情報
http://www.bousai.go.jp/simulator/list.html
各都道府県毎に設けている防災に関するページ一覧
国土交通省 ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/
全国のハザードマップ公表状況をまとめたサイト
みちのく震録伝
http://www.shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/
記録、知見を収集し、国内外や未来に共有することを目的にした、東北大学による東日本大震災アーカイブプロジェクト
Twitter
2010年からのTwitterアカウントは閉鎖してしまったので、当時の記録は残っていません。
2011年は、今ほどスマホが普及していなかったので、デマツイートは流れてきませんでしたので、Twitterから情報を集めて、どこどこで食料販売しているよって聞けば、歩いて買いに出かけたりしていました。
あれから9年。Twitterの使い方も勉強してきて、自分なりの決まりも出来上がりました。
コレからもTwitterとは上手につきあっていきたいなと思っています。
災害時におけるTwitterの6つの活用法
https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/events/2018/howtoutilize_Twitter_on_disasterpreventionday.html
災害が起きた場合、どのようなサービスが使えるのかはその時になってみないと分からないので、普段から災害情報を提供するアカウントや地方自治体のアカウント、交通情報やガス、電気、水道などの公益事業のアカウント、報道アカウントなどもフォローしておくと便利です。
家族のアカウントもフォローしておくといいですが、、、子供は親に日頃のツイを見られるのは嫌だと思うので、私のアカウントだけは教えていますが、フォローはしなくていいよって言ってあります。
今はLINEがメインになっているので、LINEが通じなかったらどうしようかなって感じです。
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