ディズニーが好きな方や刺しゅう好きの方なら、一度は気になるアシェットの「くまのプーさん 楽しい刺しゅう」。
創刊号は手頃な価格で始められるので、「試しにやってみようかな」と購入した方も多いのではないでしょうか。
私も実際に創刊号を刺してみました。
……ところが、始める前からひとつ失敗。
布にアイロンを掛けるのをうっかり忘れてしまい、折りシワが付いたまま刺し始めてしまいました(笑)。
それでも最後まで楽しく刺し進めることができ、実際にやってみたからこそ分かった良かった点や気になった点も見えてきました。
この記事では、創刊号を完成させた感想と、刺しゅう中に気付いたコツ、初心者さんにも役立つポイントを紹介します。
アシェット「くまのプーさん 楽しい刺しゅう」創刊号は、
- 初心者でも楽しく始められる
- テキストが分かりやすい
- 図案の色を活かした刺し方が新鮮
という魅力がありました。
一方で、付属の刺しゅう針は太めなので、細い糸を使う場面では少し扱いにくい印象もあります。
今回は実際に刺してみて感じたことや、途中で起きたトラブルの対処法もあわせて紹介していきます。
アシェット「くまのプーさん 楽しい刺しゅう」創刊号をやってみた
アイロンを忘れてスタート(笑)
最初の失敗は、布にアイロンを掛け忘れてしまったこと。
折りジワが残ったまま刺し始めてしまいました。
刺しゅうは最初に布を整えておいた方が仕上がりがきれいになります。
ちょっとしたことですが、「最初のひと手間って大事だな」と改めて感じました。
刺しゅう針はどこ?少し分かりにくかった
開封して最初に思ったのが、「刺しゅう針が入っていない?」ということ。
実は、茶色の刺しゅう糸の台紙に固定されていました。

見つけたときは思わず「あった!」と一安心。
もう少し分かりやすい場所に入っていると、初めての方でも迷わずに済みそうですね。
創刊号の段染め糸(マルチカラー)が面白い
マルチカラー糸は色の変化を楽しむ刺しゅう糸
創刊号には、マルチカラーブルーの刺しゅう糸が入っていました。

この糸は「段染め糸」や「グラデーション糸」と呼ばれるもので、一本の糸の中で色が少しずつ変化していくのが特徴です。
普通の単色糸とは違い、刺し進めるたびに少しずつ表情が変わるので、完成が楽しみになる糸でもあります。
ただ今回は、刺したい濃い色がなかなか出てこなくて、「まだかな?まだかな?」と思いながら糸を引き出しました(笑)。
段染め糸をきれいに使うコツ
段染め糸は、色の変化そのものを楽しむ糸です。
そのため、
- 色の流れを活かす
- どこから使い始めるかを意識する
- 色の変化が見えるデザインで使う
この3つを意識すると、作品の印象が大きく変わります。
例えば、
明るい色から使い始めると軽やかな雰囲気に。
反対に濃い色から使うと、落ち着いた印象になります。
同じ図案でも、糸の使い始めで雰囲気が変わるのが段染め糸の面白いところですね。
実際に刺して気付いたこと

付録の刺しゅう針は太め。4本取りまでは快適
創刊号に付属していた刺しゅう針は、6本取り用と思われる太めの針でした。
針穴が大きいため、4本取りの糸もスムーズに通せます。
ただ、実際に使ってみると少し気になる点もありました。
それは、2本取りなど細い糸には少し大きすぎることです。
2本取りだと使いにくい理由
針穴が大きい分、2本取りの場合は針穴の中で糸が動きやすくなります。
そのため、
- 糸が針から抜けやすい
- 糸がよれやすい
- 糸が絡まりやすい
- 摩擦で糸が傷みやすい
ということが起こりやすくなります。
特に初心者さんは、「糸がすぐ抜ける」「何だか刺しにくい」と感じるかもしれません。
そんなときは、2本取り用の刺しゅう針に交換するだけで驚くほど刺しやすくなることがあります。
最近は100円ショップでも刺しゅう針が手に入るので、うまく刺せないと感じたら試してみるのもおすすめです。
糸が緩む・絡まる…そんなときの対処法

4本取りで1本だけ緩んでしまった
今回、4本取りで刺している途中に、1本だけが浮いてしまうことがありました。
そんなときは無理にそのまま刺し進めず、一度糸を引き出して長さを揃えるだけでOKです。

少し手間にはなりますが、このひと手間で糸が揃い、きれいに刺せるようになります。
糸が絡まったら慌てない
だいたい、糸が緩んだ時は危険信号。
でも面倒で、そのまま刺し続けようとしたら……見事に糸が絡まりました(笑)。

こういうときは無理に引っ張らず、
- 針から糸を外す
- ゆっくり絡まりをほどく
- 糸を揃えてからもう一度針に通す
これだけで大丈夫です。
焦るほど絡まりはひどくなるので、「一度リセットする」が一番早い方法だと思います。
糸は短めの方が扱いやすい
私は普段、約60cmの長さで刺しゅうをしています。
でもアシェットの糸は少し絡まりやすい刺繍糸。
そのため、普段より短めの40〜50cmくらいで使った方が、スムーズに刺せる印象です。
糸が長いほど絡まりやすくなるので、初心者さんほど短めがおすすめです。
図案の色を活かした刺し方が楽しい
今回、一番面白いと思ったのが図案の色をあえて残す刺し方です。
普通は図案を全部隠すように刺していきますが、この作品は図案の色もデザインの一部。
全部埋めなくても、自然な雰囲気に仕上がります。
例えば、
- プーさんの影をストレートステッチで表現
- 花もストレートステッチで軽やかに
- 草も図案を活かしながら自由に刺す



「きっちり刺さなくていい」という自由さがあり、気楽に楽しめる作品でした。
手持ちの糸も使ってみました

今回はマルチカラー糸以外は、以前作った「ピーターラビット」の残り糸を使用しました。
そのため、テキストとは少し違う配色になっています。
それでも違和感はなく、自分らしい作品になったと思います。
刺しゅうは、好きな色で楽しめるのも魅力ですね。
完成作品はこちら
最後は余った刺しゅう糸で他の部分も少し刺して完成しました。

気になったことと総合評価
創刊号のテキストは、とても丁寧に作られていました。
ステッチライブラリーも分かりやすく、初心者さんでも安心して進められる内容です。
ただ一つ気になったのは刺し方を説明しているイラスト。
実際に刺していると、針の向きが実際の動きと少し違うように感じました。
また、アシェットは創刊号から4号くらいまではテキストが充実していることが多いので、このクオリティが5号以降も続くのか気になるところです。
私は創刊号で終了します
今回はとても楽しく刺せました。
ただ、今後はアップリケ作品が増えていくようなので、私は創刊号で一区切りにしようと思います。
アップリケが好きな方なら、そのまま続けても十分楽しめるシリーズだと思います。
刺しゅう枠について
付属の刺しゅう枠は少し大きめです。
私は普段、刺しゅう枠を使わずに刺すことが多いので、今回も使いませんでした。
布がしっかりしていたため、枠なしでも問題なく刺せました。
枠を使わないとすくい縫いができるのでスピードは上がりますが、その反面、縫い縮みしやすいというデメリットもあります。
一方、刺しゅう枠を使えば、一針一針きれいに整えながら刺せるので、初心者さんには安心です。
もし付属の枠が大きいと感じる場合は、100円ショップの小さめの刺しゅう枠でも十分使えます。
アシェット「くまのプーさん 楽しい刺しゅう」創刊号をやってみた!まとめ
アシェット「くまのプーさん 楽しい刺しゅう」創刊号は、初心者でも楽しみながら刺しゅうを始められる内容でした。
実際に刺してみると、段染め糸ならではの色の変化を楽しめたり、図案を活かした自由な刺し方ができたりと、新しい発見がたくさんありました。
一方で、付属の針は太めなので、細い糸を使うときは手持ちの刺しゅう針に替えた方が、より快適に作業できます。
今回ご紹介した糸の扱い方や絡まりを防ぐコツは、この作品だけでなく、普段の刺しゅうにも役立つ内容です。
これから創刊号を始める方や、購入を迷っている方の参考になればうれしいです。



